Mac のためのファイル自動整理

copper-golem

散らかったフォルダを、中身を読んで自動で片付け。

桜の下で、木のロボットが開いた箱からファイル(PDF・文書・表計算・画像)を取り出して仕分けている手描きのイラスト

フォルダにファイルを入れておくだけ。AI が一つずつ中身を読んで「これは請求書」「これは写真」と判断し、 あなたが用意したフォルダへ静かに移してくれます。どこにも当てはまらないものは、無理に動かさずそのまま残します。

無料・MIT ライセンス Mac 用 中身で判断 いつでも元に戻せる
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これは何をするもの?

ダウンロードフォルダやデスクトップが、いつの間にか書類でいっぱい——そんな「あとで整理しよう」を肩代わりする道具です。

使い方はシンプルです。整理したいフォルダ(たとえば「受信箱」)を1つ決め、その中に 「請求書」「写真」「資料」のような入れ先フォルダを作っておきます。 あとは受信箱にファイルを置くだけ。copper-golem が中身を読み取り、いちばん合う入れ先へ移してくれます。

受信箱フォルダ 請求書_2026.pdf ← ここに置く(これが整理されるファイル) 請求書/ 写真/ 資料/ ← あなたが作る「入れ先フォルダ」

ポイントは、ファイル名ではなく中身で判断すること。 「IMG_2084.png」のような名前でも、中を見て「写真」と分かれば写真フォルダへ。 どの入れ先にも当てはまらないファイルは動かさず、なぜ分けられなかったかを一覧に書き出して教えてくれます。

名前の由来: ゲーム「Minecraft」に、落ちている物を拾って「同じ物が入った箱」へ仕分けてくれる 銅(copper)製のロボット(golem)が登場します。その働きをファイル整理に置き換えたのが、このツールです。 (ゲームを知らなくても使い方は変わりません。)
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どうやって判断しているの?

中身を読む頭脳には、AI の「Claude」を使います。難しい操作は不要で、流れは4ステップだけです。

1中身を読む

ファイルの本文やファイル名から、内容のあらましを取り出します。

2入れ先を見る

用意された入れ先フォルダと、それぞれが「何を入れる場所か」を確認します。

3AI が選ぶ

内容にいちばん合う入れ先を、AI が確からしさ付きで選びます。

4そっと移す

十分に確からしければ移動。自信が無ければ動かさず残します。

安心設計: AI 自身がファイルを操作することはありません。中身を「読む」のは AI、移動するのはこのツール、と役割を分けています。 だから、勝手に消したり書き換えたりはしません(移動だけ)。
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はじめかた(設定方法)

セットアップでは「ターミナル」を少しだけ使います。Mac に最初から入っているアプリで、 下のコマンドをコピーして貼り付け、Enter を押すだけです。一度終われば、あとは自動です。

  1. 準備するもの

    Mac、そして AI の Claude Codeclaude コマンド)が使える状態。 通知をしっかり受け取りたい場合は、あとで terminal-notifier という小さな道具も入れます。

  2. ツールを取ってくる

    「ターミナル」アプリを開き、次を貼り付けて実行します。

    git clone https://github.com/knktkc/copper-golem.git cd copper-golem
  3. 設定ファイルを置く

    監視するフォルダなどの設定を、自分用にコピーします。

    mkdir -p ~/.config/copper-golem cp config.example.toml ~/.config/copper-golem/config.toml

    テキストエディタで ~/.config/copper-golem/config.toml を開き、 watch_roots(監視するフォルダ)を整理したい場所に変えます。

  4. 入れ先フォルダを作る

    監視フォルダの中に、振り分け先を自分で作ります(最低1つ)。例:

    mkdir -p ~/Downloads/inbox/{請求書,写真,資料}
    入れ先フォルダが1つも無いと、何も起きません。先にフォルダを作ってください。
  5. まず「お試し」で確認する

    いきなり動かさず、移動せずに判定結果だけを表示して確かめます(安全)。

    python3 golem.py --dry-run [dry-run] 請求書_2026.pdf → 請求書/ [keep] メモ.txt (どこにも当てはまらず、そのまま)
  6. 自動で動かす

    結果に納得できたら、置いた瞬間に自動で整理するよう登録します。

    ./install.sh

    これで完了。以降は、監視フォルダにファイルを入れるたびに自動で振り分けられます。

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ふだんの使い方

セットアップ後は、基本的に「フォルダにファイルを入れるだけ」。手動で操作したいときの方法も用意しています。

# 今すぐ手動で整理したいとき python3 golem.py --apply # 直前の振り分けを「元に戻す」(まとめて元の場所へ) python3 golem.py undo
間違えても大丈夫: すべての移動は記録されており、undo で直前の振り分けをまとめて元に戻せます。 同じ名前のファイルがあっても上書きはせず、請求書 (2).pdf のように別名で保存します。
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フォルダの説明ファイル(.golem.md)

各フォルダに「何を入れる場所か」を一言で書いた .golem.md という小さなメモを置けます。 これがあると、AI の振り分けがぐっと正確になります。

手で書いてもいいですが、フォルダにすでに入っているファイルから自動で作ることもできます。

# 各フォルダの中身を見て、説明文を自動で作る(まず確認だけ) python3 golem.py describe --dry-run [dry-run] 請求書/.golem.md ## 入れるもの 取引先に発行した請求書。 ## 入れないもの 領収書、見積書 # 問題なければ実際に書き出す python3 golem.py describe --apply

作られた説明はあとから手で直せます。とくに「入れないもの」に 「スクリーンショットは入れない」などの条件を足すと、思いどおりに分かれやすくなります。

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未分類レポート(分けられなかった理由)

どの入れ先にも当てはまらず残ったファイルは、監視フォルダの中に _未分類レポート.md という一覧として、理由つきで書き出されます。

# 未分類レポート ## メモ.txt - 確信度: 0.05 - 理由: 個人的なメモで、写真や請求書のいずれにも当てはまらない

これを見れば、「なぜ片付かないのか」がひと目で分かります。新しい入れ先フォルダを作ったり、 .golem.md の「入れないもの」を調整するヒントになります。 ファイルがすべて片付けば、このレポートは自動で消えます。

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止め方・一時停止

いつでも止められます。完全にやめる方法と、しばらく休ませる方法があります。

# 自動整理をやめる(登録を解除) ./uninstall.sh

しばらく休ませたいだけなら、設定ファイルの dry_runtrue にして保存します。 その間はファイルを移動せず、判定だけ行う「お試しモード」になります(保存するだけで反映され、入れ直しは不要)。

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こまかい設定(任意)

~/.config/copper-golem/config.toml で調整できます。保存するだけで次回から反映されます。基本は触らなくてOKです。

項目意味
watch_roots整理したいフォルダ。複数指定できます。
dry_runtrue の間は移動せず判定だけ(お試しモード)。
on_no_match当てはまらないものの扱い。そのまま残す/専用フォルダへ集める。
confidence_thresholdどれくらい確かなら動かすか。上げると慎重に、下げると積極的に。
interval_seconds置いた瞬間に加え、一定間隔でも見回るか。
enable_ocr画像の中の文字も読むか(やや遅くなります)。
notify整理したときにデスクトップ通知を出すか。
report_file未分類レポートのファイル名("" で無効)。
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よくある質問

Mac を再起動したら、設定し直し?
いいえ。一度セットアップすれば、Mac を再起動しても自動で再開します。やり直しは不要です。
お金はかかりますか?
このツール自体は無料です。ファイルの中身を読むのは、あなたがふだん使っている AI「Claude(Claude Code)」が担当します。 別途の契約や API キーは不要で、すでに Claude Code を使っていれば、その範囲で動きます。 判定には軽いモデルを使い、一度判定したファイルは記憶して二度は判定しないので、負担は小さく抑えています。

ただし、Claude Code の利用条件は提供元の Anthropic が決めるものです。現在は無料の範囲で使えますが、 将来この使い方が課金の対象になる可能性もあります。最新の料金・利用条件は Anthropic の情報を気にかけておいてください。
間違ったフォルダに移動されたら、戻せますか?
はい。python3 golem.py undo で、直前の振り分けをまとめて元の場所に戻せます。すべての移動は記録されています。
ファイルが消えることはありませんか?
ありません。移動するだけで、削除はしません。同じ名前のファイルがあっても上書きせず、請求書 (2).pdf のように別名で保存します。フォルダ自体も動かしません。
インターネットは必要ですか?
はい。中身を読んで判断するために、AI への接続(インターネット)が必要です。オフラインのときは何もしません。
どんなファイルを分けられますか?
テキスト・PDF・Word・Excel・画像など、よくある書類はだいたい対応しています。中身が読み取れないものは、ファイル名から推測します。
機密ファイルを扱っても大丈夫?
中身の判断は AI(Claude)が行うため、判定するファイルの内容の一部が Claude に送られます。 ふだん Claude Code に資料を読ませるのと同じ扱いです。とくに機微な情報を含むフォルダでは、この点をご留意ください。
どこにも当てはまらないファイルはどうなりますか?
動かさず、その場に残します。なぜ分けられなかったかは _未分類レポート.md に理由つきで書き出されます。
ダウンロードの途中で動かされませんか?
動かしません。書き込みが終わって落ち着くまで待ってから判断します。
通知が出ません
新しめの Mac では、通知に terminal-notifier という小さな道具が必要です(brew install terminal-notifier で入ります)。 入れたうえで「システム設定 > 通知」で許可されているかも確認してください。
監視するのは「ダウンロード」フォルダでないとダメ?
いいえ。好きなフォルダにできますし、複数指定もできます。設定の watch_roots で変えられます。